PicoCELA株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川 浩、以下 PicoCELA)は、2025年7月1日、福岡県直方市(市長:大塚 進弘)と「地域社会のデジタル化の推進に関する包括連携協定」を締結しました。
本協定は、PicoCELAが有するメッシュWi-Fiをはじめとした先進的なデジタル技術を活用し、直方市が抱える多様な地域課題に迅速かつ適切に対応することで、「市民サービスの向上」および「地域産業のデジタル化の支援」を促進することを目的としています。この連携を通じて、地域の安心・安全の確保、災害に強いまちづくり、DX実証フィールドを通じた新産業創出と人材育成、地域産業のデジタル化促進と観光振興、その他地域活性化および市民サービスの更なる向上を目指してまいります。

(左から)PicoCELA株式会社 代表取締役社長 古川浩、大塚進弘 直方市長
締結の背景
直方市は、IT技術の積極的な活用による持続可能なまちづくりを推進しています。PicoCELAは、柔軟かつ広範囲なWi-Fi環境を構築できる無線メッシュ技術やエッジコンピューティング技術において、国内外で豊富な実績を有しています。
この度の連携は、PicoCELAの先進技術と直方市のDX推進への意欲が合致し、両者の強みを活かして直方市の地域DXと課題解決を加速させることを目的としています。本協定を契機に、PicoCELAは直方市を「IT実験フィールド都市」として位置づけ、他自治体への展開を視野に入れた、地域DXの先進モデルケースの構築を目指します。
主な連携事項
PicoCELAと直方市は、以下の4つの主要分野において連携を強化し、具体的な取り組みを推進します。本取り組みから得られる知見は、他自治体における課題解決のモデルケースとなることを目指してまいります。
1.地域の安心・安全の確保及び災害に強いまちづくりに関する事項
大規模災害時における市職員の安定した通信手段の確保など

2. DX実証フィールドを通じた新産業創出と 人材育成に関する事項
市内への広域無線ネットワーク構築による実証実験フィールドの整備など

3. 地域産業のデジタル化の促進と観光振興に関する事項
スマートファクトリー化や技能 継承・作業標準化支援など

4. その他、地域活性化及び市民サービスの向上に関する事項
人流データ活用によるEBPM 推進など

直方市 直方市長 大塚 進弘 コメント
「今回の協定締結により、PicoCELA 様の先進的なデジタル技術や知見を活用して、市が抱える 地域課題の解決に向けて取り組んでいけるということに大変感謝しています。PicoCELA様のメッシュWi-Fiやエッジコンピューティングなどの技術を活用することで、現在市を挙げて進めているDXの取り組みをさらに充実させ、直方市の地域活性化や市民サービスの 向上に向けた取り組みを共に進めていきたいと考えております。」
PicoCELA株式会社 代表取締役社長 古川 浩 コメント
「生まれ故郷である直方市様と地域DX推進で連携できることを大変嬉しく、感慨深く思います。PicoCELAの無線技術とエッジコンピューティング技術で、直方市の『IT実験フィールド都市』構想実現を全力でサポートし、地域活性化と市民生活の質向上に貢献してまいります。本協定を通じて得られる知見や成功事例は、全国の自治体における地域DX推進のロールモデルとなるよう、積極的に発信してまいります。」
※本件に関するKBC九州朝日放送のニュース映像がYouTubeにて公開されております。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=EZr8u_Gy0HI(外部サイト)
今後の展開
PicoCELAと直方市は、本協定に基づき具体的な実施計画を策定し、速やかにプロジェクトを開始します。進捗や成果については、適宜ご報告させていただきます。両者で連携を強固にし、直方市の持続可能な成長と、市民が豊かさを実感できる地域社会の実現を目指します。そして、この直方市での取り組みを成功モデルとして、 全国の自治体における地域課題解決とDX推進に貢献してまいります。