概要
ふたつのアルプスが映える長野県駒ヶ根市は、地域資源を活かした観光地域づくりプロジェクトにおいて、駒ヶ根高原グランドデザインを基軸とした観光施策を展開しています。
駒ヶ根高原グランドデザインの主な事業としては、交通事業者と連携したバス待ち時間の有効活用やテレワーク・ワーケーションの推進等、来訪者と地域住民の満足度を上げるための取り組みを行い、滞在型観光都市を目指すとともに、地域資源を活かした観光地域づくりに取り組んでいます。
駒ヶ根高原グランドデザイン(出典:駒ヶ根市)
駒ヶ根高原グランドデザインの実現には、通信環境の整備が必要不可欠です。特に、テレワークやワーケーションを推進していくなかで、利用者の通信環境の整備は急務となっています。
2022年の3月より着手した実証実験では、既存通信環境の拡張のため、PicoCELAのPCWL-0400およびPCWL-0410を各所に設置し、補強を実施しました。
実証実験では、こまくさの湯内ワーケーションスペースや商業施設でその効果を計測し、有用性を確認しました。
本格的にサービスが開始した後も機能拡張を進め、今後は屋外やバス停留所付近の人流データ取得、アンケートによる利便性の確認、販売店での電子決済等、多岐にわたり活用される予定です。
今後もPicoCELAは、独自のエンタープライズ無線メッシュ技術により、従来では難しかったエリアに安価で容易にWi-Fiエリアを構築するだけでなく、エッジコンピューティングソリューションにより取得したデータを活用することで、地域活性化等の社会課題の解決を後押ししていきます。