ミハル通信株式会社の、現在開発中の極超低遅延映像圧縮伝送システム「ELL Lite」は、映像・音声のうち、音声だけ先に伝送するという機能が実装されており、非圧縮音声だけをほぼリアルタイム並みの遅延で先に到着させることが可能になります。
「ELL Lite」の無線伝送・Mesh Wi-Fiシステムの一環としてPicoCELAの「PCWL-0500」シリーズが採用され、医療、ロボット、自動運転、イベント中継など、様々な産業で遠隔操作に高速・スムーズ・安定・連続な無線ネットワークの提供が可能となります。
本展示では、古河電気工業様のブースからCATVブロードバンドシステムを経由して、隣接するミハル通信ブースまでの距離を超えた無線通信デモンストレーションが行われました。古河電工とミハル通信のブースは離れていますが、様々な通信機器を用いて川を越えるイメージを作りながら、無線通信の実演が行われました。
キャンプ場やコンサート会場、イベント会場などにインターネット環境を構築する際には、従来はLANケーブルの敷設などの工事が必要であり、そのため膨大なコストがかかることが想定されていました。
しかし、「PCWL-0500」、「PCWL-0510」の活用により、エリア内で効率的かつ簡単に無線LANを構築できるだけでなく、コスト削減にも貢献することを実証しました。
「PCWL-0500」シリーズはWi-Fi 6に対応し、屋外仕様の「PCWL-0510」は防水防塵規格IP67に準拠した設計となっています。
さらに、本体の動作保証温度は-30度から60度まで対応しており、厳しい環境下でも安定した動作が可能です。
また、無線マルチホップ時のスループット性能も優れており、多段ホップの使用実績も豊富です。
これらにより、PicoCELA製品と協力会社を通じて様々な展示会において多くのシーンでの活用を実演し、遠隔地でのインターネット環境構築の簡便化、コストパフォーマンス向上に寄与することをアピールしました。
今後もさらなる革新的なソリューションを提供し、お客様のニーズに応えてまいります。
以上、ケーブル技術ショー2023のミハル通信株式会社ブース内PicoCELAの展示でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
参考資料: ミハル通信株式会社(外部サイト)