PicoCELA株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:古川浩、以下「PicoCELA」)の屋内向けエッジコンピューティングアクセスポイントPCWL-0500が、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社のグループ会社、日本通運株式会社(以下「日本通運」)の「誰にもやさしい倉庫」プロジェクトにおいて、GROUND株式会社(読み:グラウンド、本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:宮田 啓友、以下GROUND)が共同開発した自律型協働ロボット「PEER 100」のための通信ネットワーク機器に採用されました。

日本通運の「誰にもやさしい倉庫(NX Universal Harmonious Work Warehouse)」プロジェクトは、先進的なロジスティクスロボットや作業補助機器の導入と職場環境の整備を通じて、これまで働くことが困難だった人々の障壁を取り除くことを目指す取り組みです。そのプロジェクトで採用されたGROUNDの自律型協働ロボット「PEER」シリーズは、物流施設内におけるピッキング作業や工程間搬送を支援するAMRです。このAMRはWi-Fi接続で稼働し、AGVのような固定された誘導体を必要としないため、物流施設内の大幅なレイアウト変更なしに、スピーディな導入が可能です。

一方、既存の大規模施設でAMRを稼働させるためには、精緻なWi-Fi通信ネットワーク環境の構築が必要となるため、これまではWi-Fiアクセスポイントの導入に伴う有線LANケーブル敷設工事やそれに伴う高所作業が発生し、現場との煩雑な日程調整が工期の長期化や高額な工事費が発生しました。

本プロジェクトにおいては、PicoCELAのアクセスポイント「PCWLシリーズ」を導入することにより 有線LANケーブルの敷設が不要となり、Wi-Fiアクセスポイントの導入を含め、「PEER 100」を5日間で導入し、稼働開始することができました。

近年、EC市場の拡大や消費者ニーズの多様化、人手不足などに伴い、物流倉庫は変革が求められており、今後も先進的なロボットや作業補助機器の導入が進むことが予想されます。

その中で、Wi-Fiを含む通信環境はますますミッションクリティカルなインフラとなりつつあります。有線LANケーブル工事が不要で、短期間での導入が可能。また、電源コンセントさえあれば簡単に増設できるエンタープライズクラスのWi-Fiアクセスポイントが求められています。PicoCELAは、これらのニーズに応えることで、物流倉庫のDX化に貢献してまいります。