導入のきっかけ
多数のメディアのインタビューに対応でき、かつ安定した通信と簡単に設置や撤収ができる製品を求めていた
広島市内から車で45分かかるエディオンスタジアムにおいても、コロナ前には試合となればたくさんのファンの方においでいただき、各メディア21社にも及ぶ記者の方々が、取材のため来場されていました。
しかし、コロナ渦、ファンの方には一時、応援に来ていただくことを控えていただいたり、来場に際しては感染症対策として様々なことをお願いするような厳しい状況となりました。
そしてスタジアムという半屋外ではありますが記者の方にも約5m間隔のソーシャルディスタンスを保ったまま取材をしていただくこととなりました。
試合後には、監督の記者会見や選手の取材があるのですが、こちらもオンラインで行うことになりました。
そういった事情から、これらを記者の方に執筆いただくための、リアルタイムインターネット中継用の映像配信を行う必要がありました。
各メディア21社の記者の方々がリアルタイム動画配信を参照しながら記事を執筆するという形式を想定しておりましたので、通信の平均レートは10Mbps以上の品質の高いネットワークが必要でした。
また、スタジアムはほかのイベントなどでも利用されるという性質からすべての機器を常設するわけにもいかず、安定した通信が提供可能でありながら簡単に設置や撤収ができる製品を求めていました。
通信の安定性は各方面からPicoCELAの機器は格段に信頼性が高いといわれているとのことで導入に至りました。
導入してみて
簡単設置で安定したネット環境を構築することが出来た
試合毎にサッカーグラウンド用に設営するのですが、実は会場には試合の1時間前からしか入ることができないため、設営時間は非常に短い時間しか用意されておりません。そこで簡単に設置・撤収でき、安定稼働する屋外型PCWL-0410を選択しました。2台導入のうち、1台は控え選手席後ろ(写真参照)に設置しました。試合ごとに設営10分、撤収10分の簡単設置で安定したネット環境を構築することが出来ており、非常に満足しています。
「PCWL-0410」は、PCWL-0400の屋外版。
今まで無線LANの導入を諦めていたエリアの無線化や一時的な無線LAN網の構築を可能にします。
企業向け無線LANアクセスポイント機能により、無線LANのアクセスポイントとしてお使いいただけると同時に、エッジコンピュータとして様々なカスタマイゼーションが可能です。
今後について
様々な用途が想定されるPicoManager®に非常に興味がある
コロナ下、スピード感をもって導入するという背景がありましたので、まずは環境の構築を優先して考えましたが、利用者アンケートをはじめ様々な機能のあるPicoManager®にも興味があり今後の導入を検討しています。
PicoManager®
管理を超える付加価値を追求したクラウド管理ツール PicoCELAの無線バックホールテクノロジーが搭載された種々の機器(PicoCELAデバイス)と連携するクラウド管理システムPicoManager®。PicoManager®によって、さまざまなPicoCELAデバイスを維持管理できます。しかし、PicoManager®の本領は維持管理にとどまらない高い付加価値サービスの提供にあります。