導入のきっかけ
重要伝統的建造物群保存地区の景観を損ねることなく、観光客が利用できるWi-Fiの導入を実現したい
鹿児島県南九州市にある知覧武家屋敷通りは約270年前に当時の知覧領主が作らせた武家集落です。江戸時代の街並みが今もそのまま保存されている貴重な文化財として、多くの方にいらしていただいております。コロナ前のような平常時であれば、地元ボランティアガイドの方々とお客様とのコミュニケーションも魅力の一つといっていただいていたのですが現状はそれも制限された中での厳しい状況です。
ガイドなしでただ歩いていただくだけでも楽しい街並みや美しい庭園はもちろんご鑑賞いただきたいのですが、来てくださったお客様へ、当時の様子や街の成り立ちなど、「多くのことをもっとお伝えしたい、魅力をもっと知っていただきたい」との思いから今回、PicoCELA社の技術が搭載された、株式会社KBC MoooV(旧:株式会社KBC映像) 様(以下KBC MoooV 様)が運営される音声ガイドシステム、『 jaj.jp』を導入することにいたしました。
本ガイドシステムはWi-Fiさえあればお手持ちのスマートフォン等の端末で、情報を提供することが可能という魅力的なガイドシステムです。
音声ガイド「jaj.jp」サービスイメージ
導入後のご感想
移動しながらでも音声が途切れることのないストレスフリーなWi-Fiシステム
導入したのは武家屋敷通りといわれる直線距離にして700m、その通りの左右にある武家屋敷及び庭園のすべてという広さです。その中を、お客様には移動しながら音声ガイドを聞きながら散策いただいております。
また建物や庭園はすべて国の重要文化財であることから、景観を損ねることなく導入できる製品という条件にも、LAN配線がほとんど必要ないPicoCELAの製品は理想的でした。
PicoCELA機器の導入で高品質なWi-Fiの提供することが可能となり、お客様が移動しながらの利用でも、途切れることなくガイドの音声を聞いていただくことが可能になりました。